-- 「おくのほそ道」(2021年4月6日 (火) 13:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)の版)『ウィキペディア日本語版』より
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画像の出典
タイトル: 奥の細道 : 素竜本
著者: 野村宗朔 編
出版年月日: 昭和7年
URL: https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1175286
何と言っても出だしの文句がかっこよいですね。
何かのCMで古舘伊知郎さんも仰ってましたが、こういう事を人生のどこかで言ってみたいものです^^
本文
月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也。
舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらえて老をむかふる物は、日々旅にして旅を栖とす。
古人も多く旅に死せるあり。 予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やや年も暮、春立てる霞の空に白川の関こえんと、そぞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取るもの手につかず。
もも引の破をつづり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松嶋の月先心にかかりて、住る方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、
草の戸も 住替る代ぞ ひなの家
面八句を庵の柱にかけ置く。
草の戸も 住替る代ぞ ひなの家
面八句を庵の柱にかけ置く。
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