枕草子 - 清少納言

 

素読アプリによる、枕草子の出だし部分の読み上げ動画です。

“Makura-no-soushi” Reading by Sodoku-App.
What's "Makura-no-soushi"? : https://en.wikipedia.org/wiki/The_Pillow_Book


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『枕草子』(まくらのそうし)とは、平安時代中期に中宮定子に仕えた女房、清少納言により執筆されたと伝わる随筆。ただし本来は、助詞の「の」を入れずに「まくらそうし」と呼ばれたという。執筆時期は正確には判明していないが、長保3年(西暦1001年)にはほぼ完成したとされている。「枕草紙」「枕冊子」「枕双紙」とも表記され、古くは『清少納言記』『清少納言抄』などとも称された。 -- 「枕草子」(2020年7月28日 (火) 01:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)の版)『ウィキペディア日本語版』より 画像の出典 タイトル: [枕草子] 5巻. [1] 著者: 清少納言 出版年月日: [寛永年間] URL: https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2544455 読み上げテキストと画像の内容が食い違ってます。 これは、読み上げテキスト側は「底本」といってよりオリジナルに近いとされているものを採用している一方、画像側は底本とは別系統の写本となっているためです。 (くずし字で書かれている著作権フリーの画像を見つけることができませんでした。) あらかじめご了承ください。

P.S. 2024.08.03
2024年(令和6年)大河ドラマ「光る君へ」で登場しましたね!
執筆経緯が臨場感を持って分かり、枕草子を改めて読んでみると、清少納言の心遣いが伝わってくるようで一言一言の温かさを感じました。



本文(冒頭のみ)

春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、すこしあかりて、
紫だちたる雲のほそくたなびきたる。

夏は夜。 月の頃はさらなり、闇もなほ、蛍のおほく飛びちがひたる。 
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くも、をかし。 
雨など降るも、をかし。

秋は夕暮れ。 夕日のさして、山の端いと近くなりたるに、烏の、寝所へ行くとて、
三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。 
まいて、雁などのつらねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
 日入りはてて、風の音、虫の音など、はた、言ふべきにあらず。

冬はつとめて。 雪の降りたるは、言ふべきにもあらず。 
霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、
炭持てわたるも、いとつきづきし。 
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりて、わろし。

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